「MAZE」 恩田陸
![]() | 「MAZE」 (双葉文庫) 恩田 陸 |
ここはアジアの西の果て。深い谷を越えると突然、白い荒野が現れる。丘の上にはその昔「存在しない場所」または「あり得ぬ場所」と呼ばれる、白い矩形の構造物があった。これまでに何人もの人間がそこに入り込んだきり戻ってこないという、曰くつきの場所である。そして、長い長い歳月が経ち…時は現代。神原恵弥、時枝満、スコット、セリムの4人がこの地へとやってきた。ミッションは「人間消失のルール」の謎を解き明かすこと・・・。
何年も前から人が消えると伝えられている白い建物。古代の謎を解き明かす為、この場所に集まった不思議な人々。
神殿?政治的陰謀?秘密基地?宇宙人?・・・読みながら、色々と想像を膨らませてしまいました。
テンポがよく、ラストまで一気に読み進みました。
SFチックでもあり、古代ミステリーでもあり、謎・謎・謎・・・。
登場人物もまたちょっと謎な人ばかり。
恩田さんの作品はミステリーがいっぱいで楽しめます。
「MAZE」 恩田陸 ---- 『★★★★☆』
です。
「ロミオとロミオは永遠に」 恩田陸
![]() | 「ロミオとロミオは永遠に〈上〉」 (ハヤカワ文庫JA) 恩田 陸 商品詳細を見る |
![]() | 「ロミオとロミオは永遠に〈下〉」 (ハヤカワ文庫JA) 恩田 陸 商品詳細を見る |
汚染された地球を捨て、人々は他の星に移住してしまった、近未来の地球。日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する。エリートへの道は唯一、「大東京学園」の卒業総代になることであった。しかし、苛酷な入学試験レースをくぐりぬけたアキラとシゲルを待ち受けていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、閉ざされた未来への絶望が支配するキャンパスだった。やがて最下級の「新宿」クラスと接触したアキラは、学園の驚くべき秘密を目にするが…。
20〜21世紀のサブカルチャーがふんだんに散りばめられていて、読んでいて楽しかった。
むちゃくちゃな管理体制の「大東京学園」。必死に卒業総代目指して、毎月のクラス分けの試験に望む少年たち。う〜ん、こんな世の中になったら嫌だなーと思いつつ、逞しく生きる少年たちが次にどんな試練に立ち向かうのか、ハラハラドキドキで読み進んでしまいます。
いつの世の中にも体制に従順に生きていく者たちと、本当にこれでいいのか、と疑問をもって立ち向かっていく者たちがいるのを改めて考えました。
自分の頭で考えて、自分の手で切り開いて、自分の人生を生きる・・・、そうありたい、と思う作品でした。
「ロミオとロミオは永遠に」(上・下) 恩田陸 ---- 『★★★★★』
です。
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